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家づくり 2020/10/23

デコスタイルマガジン編集部 Miki

おしゃれでモダンな平屋を新築しよう!

平屋ってどんな家?

平屋というのは、2階部分がなく1階だけで暮らす住まいのことです。
階段もないことからゆったりと生活できますが、間取りを考えるときは家族間のプライバシーの確保など、ちょっとした工夫が必要かもしれません。

昔の平屋はこんな家

この平屋も昔は江戸時代の長屋など当たり前のようにあり、戦後しばらくは、平屋の住まいが多くありました。そのほとんどの外壁は「木」です。長い木を重ねるように貼っていく「下見板張り」が主流で、年に一度は防腐剤を塗るなどの手入れが必要でした。
そして屋根はトタンで、今ではほとんど見ることのない外観といえるでしょう。

室内は引き戸の玄関があり、上がり框(かまち)はわりと高めで腰かけられるような感じです。
さらに引き戸があり、ここから居住スペースとなりますが、壁は土壁で当時はおしゃれなクロス張りはありませんでした。
また、間取りも一直線に茶の間、寝室などがあり、広ければ子供部屋。廊下はなく、部屋から部屋へ行く動線です。

昔は家族が常に一緒にいるイメージでしたので、「部屋を分ける」という発想はあまりなかったような気がします。

子供が大きくなり、勉強部屋などの個室が必要になったときは、増築するケースもよくありました。でも小さいうちは茶の間のテーブルでごはんを食べ、そして遊び、宿題もする。茶の間がすべてだったといえるかもしれません。

こんな平屋の時代から、核家族化、狭い敷地、空間の分離、プライバシーなどを考え2階建ての住まいが増えていきました。

今時のおしゃれでモダンな平屋

コンパクトに暮らしたいという想い

そして今は、また平屋がブームといってもよいほどの人気があります。

  • いずれ子供は巣立っていくもの、夫婦を中心としたコンパクトな暮らしをしたい。
  • 2階への上り下りが面倒なので、1階だけで暮らしたい。
  • またコスト的にも1階の方がおトクなので、できるだけ節約しながら建てたい。

など、さまざまな事情やこだわりから、平屋が人気です。

特に1階だけで暮らせる=生活動線が便利なのは、平屋の大きなメリットといえるでしょう。リビングや水回りを中心にし、各自の部屋へ行きやすい間取りにすることで、より便利な毎日になるはずです。

機能的な平屋の間取り

平屋のまず大きな特徴は、2階に行くことなく1階だけで生活が完結することです。ここでは間取りへの希望、こだわりを上手に取り入れて、さらに機能的な間取りを作りましょう。

例えばダイニングやキッチンを中心にした回遊式の動線にして、水回りや個室に行きやすくすると、より暮らしやすい住まいになるでしょう。

1階だけでパブリックスペースにプライベートスペースをプラス、そして玄関回りや収納スペースなどもありますので、工夫をしながらプランを練ってください。

平屋と言っても、家づくりという意味では2階建てと何も変わりはなく、一番大事なのは各部屋の配置や動線になります。

特に2階がないため、個室の設け方など「プライバシーの確保」がポイントになりそう。例えば、夫婦の寝室や子供部屋など、どういう配置がベストなのかじっくりと検討してください。

敷地に余裕があると、より楽しい平屋に。モダンな平屋にするためのポイント
L字型やコの字型の平屋

敷地に余裕がある場合は住まいをL字型やコの字型にしてその中心は庭にすると、どの空間にいても、季節ごとの美しい自然も眺めることができます。

ロの字型の平屋

さらに真四角の家にして、中心部はくり抜いた感じでインナーテラスをプランしても、開放感があり、プライバシーを確保しながら外を楽しめる日々になります。

窓の大きな平屋

窓を大きくし、テラスを設けることで、外と一体化する住まいも可能。四季を通じて美しい季節の移り変わりを家にいながら感じることができるのは、大きな魅力です。

このように庭を作ってどこからも出入り自由にできれば、家族それぞれの楽しみも増えると思います。平屋ならではの楽しみ方はいろいろありますので、快適な毎日になることでしょう。

高い天井も平屋の魅力

写真:おしゃれな世界観が魅力な南欧風の平屋の家

天井が高くできるのでより開放的な空間づくりも実現できます。天井が高いと開放感がありますので、平面で考えるよりは広く感じはずです。勾配天井にすると、その勾配部分を木目に、といった演出も楽しめるでしょう。

また勾配天井の場合、ロフトをつくることもできます。

ロフトとは部屋をタテに2層にすることで、階段やハシゴをつけて上へ行くと、スペースができます。2段ベッドのようなもので、ここでは寝ることはもちろん自由に居室として活用することができ、平屋だけれどタテに2層が叶うプランといえます。

また小屋裏を作って収納スペースにすることも可能です。この場合は居室としては使えませんので、あくまでも物置代わりとして活用しましょう。

このように平屋でも2層になるのは便利ですよね。

勾配天井に天窓を付ければ青い空も夜の星も眺めることができたり・・・とっても魅力的ですね。

おしゃれにコーディネート

コーディネートは普通の家づくりと同じです。好みのクロスや素材などをふんだんに取り入れて計画してみましょう。タイル張りの洗面化粧台や造作の棚など、「壁」も上手に使うのがおススメ。棚のほかにニッチなどを作ってお気に入りのアイテムもディスプレイしていけば、きっと住まいのステキなアクセントになるでしょう。

さらに場所によってはクロスの色や柄を変えたり、エコカラットを使ったり、プラン次第で住まいの顔は変わってきます。間取りづくりと同時に、こうした部分も楽しく考えてみてください。

写真:おしゃれな世界観が魅力な南欧風の平屋の家

平屋でよくある失敗

  1. 土地が狭くて、思い通りの家にならなかった。
  2. 間取りの機能性が悪い
  3. プライバシーの確保が難しい
  4. 部屋数が足りなかった
  5. 収納スペースがまったくなく不便
  6. 日当たりが悪い

など、やはり敷地と間取りの関係、機能性などが問題になっています。

機能的な間取りのワンポイント

平屋は平面の移動がメインとなるため、部屋と部屋の行き来がしやすいかどうか、水回りへの動線が悪くないかどうかをしっかり考え間取りを検討しましょう。

子ども部屋からは良いけれど、ご夫婦の寝室からトイレへ行くのにすごく行きにくいとなると、毎日の生活で不便さを感じてしまうかもしれません・・。

特に家事動線は、使い勝手が悪いと後悔がより大きくなってしまいます。シンプルに短い動線で家事がすべて完結できるような間取りを考え、決定する前に頭の中で何度もシュミレーションをしてみましょう。

間取り例

収納スペースがなく不便と思うときは、先に上げたように勾配天井にして小屋裏を作っておくと収納スペースになります。平面だけではなく、タテにも考える。こうすることで、普段あまり使わないものは収納しておけますよ。

DIYを活用、室内はスッキリと

土地の狭さや思い通りの間取りにならなかったときは、DIYでテラスを作ってみるなど、ちょっと外を意識して暮らしてみてはどうでしょうか。

そして余計な荷物は持たないことです。断捨離とまではいいませんが、室内は常にスッキリさせておくと、気持ちも変わって過ごしやすい家になるでしょう。

壁を上手に利用して鍵かけや小物掛けなどを作る、玄関の靴はできるだけしまうこと。雑誌類などはとっておかない。食材はキッチンの収納を上手に生かしてここに収納する。

どんな家でも暮らしていけば不満は出てきます。ですが、常にキレイを心掛ける、DIYで便利さを工夫する。これだけでも暮らしは変わると思いますので、わが家を愛して、子供のようにかわいがれば、きっとより快適な毎日になるでしょう。

じっくりと検討して間取りを考えて、おしゃれでモダンなあなたらしい平屋を実現してください。

Writer

デコスタイルマガジン編集部Miki

インターデコハウスの「自分好みの輸入住宅を建てたい方の為のお役立ち情報メディア」Déco Style Magazine(デコスタイルマガジン)編集部ライターです。
北欧・南欧・北米のライフスタイルやインターデコハウスの暮らし情報、家づくりネタなどを配信しています。

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